LeanPower Lab運営者の「Masa」です。
「フロンティアのセール時期は一体いつが一番安いのか?」「狙っていたPCが一瞬で売り切れてしまって買えない……」そんな切実な悩みを抱えながら、毎週金曜日の更新をブラウザの更新ボタンと共に待ちわびている方は多いのではないでしょうか。私自身、電力効率(ワットパフォーマンス)を追求する自作PC愛好家として、日夜パーツ価格の変動やBTOメーカーの動向を監視していますが、フロンティアの価格設定、特にセールの爆発力には毎回驚かされると同時に、その争奪戦の激しさに身震いすることさえあります。
特に2026年現在は、昨年(2025年)初頭に登場したGeForce RTX 50シリーズやAMD Ryzen 9000シリーズが市場に定着したものの、新たな問題として「メモリ(DDR5)の供給不足と価格高騰」が深刻化しています。AIサーバー需要によるメモリ枯渇の影響で、PCパーツショップでは定価以上のプレミア価格で販売されるケースすら散見されます。正直なところ、今は個人でパーツを集めて組むのはリスクが高く、「定価で買うのが一番の損」と言っても過言ではありません。
だからこそ、独自のルートでメモリやGPUを確保し、市場相場を無視したような価格設定で攻めてくるフロンティアのセールを一点狙いすることの価値が、これまでのどの年よりも高まっているのです。本記事では、パーツ高騰時代を賢く生き抜くための最新セールスケジュールから、確実に目玉商品を勝ち取るテクニック、そして業界を震撼させた新ブランド「FREX∀R」の全貌までを徹底的に解説します。
この記事でわかること
- フロンティアのセール更新タイミングと年間スケジュールの完全ガイド
- 2026年のパーツ高騰・メモリ不足でも安く買うための戦略
- 人気モデルが即完売するリスクへの物理的・心理的対策と購入のコツ
- 「ダサい」は過去の話?新ブランド「FREX∀R(FRZ/FRX)」と定番ケースの徹底比較
- CPU名が書かれていない「型番」を瞬時に読み解くプロのテクニック
- 「電源ユニット」だけは譲れない!静音化のためのカスタマイズ術
- 予算オーバーを解決する「残価設定クレジット」の賢い活用法
\ 毎週金曜15時が狙い目/
フロンティアのセール時期と年間スケジュールの詳細
BTOパソコンメーカーの中でも、特に「安さ」で他を圧倒するフロンティアですが、実はそのセールの開催には非常に厳格なリズムと、ある種の法則性が存在します。これを知らずに「なんとなく」サイトを訪れても、本当にお得なモデルには巡り会えません。ここでは、基本的な更新サイクルから、年間を通して最も安くなる特異日まで、絶対に知っておきたいスケジュールの基本を、私のマニアックな観測データを交えて詳細に解説します。
更新の頻度は?毎週金曜15時が狙い目

フロンティアのセール情報をチェックし、勝利を掴むための最も基本かつ絶対的なルール。それは「毎週金曜日の15時」という更新タイミングを身体に刻み込むことです。これはもう、スマートフォンのカレンダーに毎週繰り返し設定で登録し、14時55分にはアラームが鳴るように設定しておいてほしいレベルの重要事項です。
他の多くのBTOメーカーでは、月曜日に更新したり、あるいは週の半ばに不定期にキャンペーンを開始したりすることが多いのですが、フロンティアはこの「金曜15時」というスケジュールを、まるで鉄道のダイヤのように厳格に守り続けています。これが何を意味するかというと、「金曜日の15時01分にサイトにアクセスしている人が、日本で最も条件の良いゲーミングPCを手に入れられる権利を得る」ということです。
具体的には、このタイミングで以下のような複数のセールレイヤーが一斉に切り替わります。
- 週替わりセール: その週限定の特価品。在庫処分的な意味合いを持つものもあれば、競合他社の動向を見て戦略的に投入される目玉商品もあります。割引率は比較的高めです。
- 月替わりセール: 1ヶ月間継続するセールですが、実はラインナップの一部が週単位でこっそりと補充されたり、価格が見直されたりすることがあります。「先週見たときは売り切れだったのに復活している!」という現象は、このタイミングで発生します。
- 台数限定セール: 「限定20台」「限定50台」といった赤い文字が躍るモデル。これらは更新直後に最も激しい争奪戦になります。文字通り「瞬殺」されることが珍しくありません。
また、ブラウザのキャッシュが残っていると古いセール情報が表示されたままになることがあるため、15時を過ぎたら必ず「Shift + F5」などでスーパーリロードを行うのも、ライバルに差をつけるちょっとした、しかし重要なテクニックです。週末の土日にゆっくり選ぼうと思っていると、人気の構成はハイエナのように狩り尽くされた後……なんてことになりかねないので、金曜の午後はまさに勝負の時間だと認識しておきましょう。
買い時はいつ?決算や年末年始が最安
毎週開催されるセールも十分に魅力的で、他社と比較すれば常に安いと言えるのですが、フロンティアには「ここぞ」という時に開催される、割引率がさらに一段階ギアアップする大型セールが存在します。これらはいわゆる「真の買い時」と呼ばれるタイミングです。もしあなたが「明日すぐにでもPCが必要だ」という状況でないのであれば、以下の時期まで待つことで、同じ予算でワンランク上のGPUを手に入れたり、メモリを倍増させたりすることができる可能性があります。
| 時期 | セール名 | 重要度 | 特徴と解説 |
|---|---|---|---|
| 1月上旬 | 新春初売り / 福箱 | S | 元旦正午スタートが恒例。周辺機器セットの「福箱」は数秒で完売する伝説級の難易度。運試し要素が強いが価格破壊レベルは異常。 |
| 1月末~3月 | 大決算セール | SS | 運営会社(インバースネット)の決算期に向けた最大級のセール。在庫を現金化するため、最新パーツ搭載機も容赦なく値引きされる最強の期間。 |
| 3月 | 新生活応援セール | A | 学生や新社会人をターゲットにした、エントリー~ミドルレンジのモデルが充実する時期。初めての一台に最適。 |
| 4月末~5月 | GWセール / 金の福箱 | S | 大型連休中に在庫を動かすための強力な施策。日替わりセールなどが開催され、毎日サイトを覗く楽しみがある。 |
| 7月~8月 | 夏のボーナス / サマーセール | A | 冷却性能重視のモデル(水冷CPUクーラー標準搭載など)や、上位グレードのPCがボーナス需要で安くなる傾向。 |
| 9月 | 半期決算セール / オータムセール | A+ | 中間決算。次世代パーツの噂が出始める時期で、現行モデルの在庫処分が加速する隠れた狙い目。 |
| 11月 | ブラックフライデー | A | 近年急速に重要度が増している。パーツ単位のアップグレード割引や送料無料キャンペーンなどが併用されることが多い。 |
| 12月 | 冬のボーナス / クリスマス | S | 年末の総決算。即納モデルの在庫が拡充され、冬休みに遊びたいユーザーの駆け込み需要に応える。ラインナップの幅が広い。 |
この年間スケジュールの中でも、特に私が推したいのが「大決算セール」(1月末〜3月上旬)と「冬のボーナスセール」(12月)です。特にインバースネットの決算に関連する1月末からの時期は、企業として「在庫を減らし、売上を計上したい」という強いモチベーションが働くため、利益度外視のようなアグレッシブな価格設定が見られます。通常25万円する構成が、この時期だけ22万円台で出るといったことも珍しくなく、もしこの時期に購入を検討しているのであれば、迷わず飛び込むべきタイミングと言えるでしょう。
2026年のスケジュールと大型値引きの予測
では、2026年という具体的な年において、どのようなセール展開が予測されるのでしょうか。昨年(2025年)の初頭から春にかけて、GeForce RTX 50シリーズやRyzen 9000シリーズが順次投入され、PC業界は大きな世代交代を迎えました。発売から約1年が経過した現在、初期のご祝儀価格は落ち着き、いよいよ本格的な値下げ競争が始まる「最も美味しい時期」に突入しています。
しかし、ここで見落とせないのが「メモリ市場の異常事態」です。2026年はAI産業の爆発的成長により、データセンター向けのメモリ需要が急増。その煽りを受けて、コンシューマー向けのDDR5メモリの供給が極めて不安定になっています。
自作PC派にとっては「冬の時代」
現在、秋葉原などのパーツショップでは、DDR5メモリの価格が乱高下しており、店舗によっては定価を大きく上回るプレミア価格で販売されています。「CPUとGPUは安くなったのに、メモリが高すぎて予算オーバー」という悲鳴がSNSでも多く聞かれます。
2026年版の市場予測メモ
- 第1四半期(1月~3月): 最も激アツな期間です。フロンティアは年間契約などでメモリを確保している可能性が高く、市場価格が高騰していても、セール品の価格は据え置かれる傾向にあります。「市場価格よりBTOの方が安い」という逆転現象が起きるのがこの時期です。
- 第2四半期(4月~6月): RTX 5060などの普及帯モデルが完全に「国民的標準スペック」として定着します。GWセールあたりで、旧世代(RTX 40シリーズ)からの完全な置き換えが進み、コストパフォーマンスが最も高い時期になるでしょう。
- 下半期以降: メモリ不足がさらに深刻化し、パーツ単価が再上昇するリスクがあります。「安くなった今」が買い時であり、先延ばしにするリスクの方が大きいと私は見ています。
特に注意したいのは、フロンティアが「在庫調整」のタイミングで見せる爆発的な値引きです。RTX 50シリーズの中でも特定の型番(例えばVRAM容量違いやTiモデルなど)が調整対象になった際、他社ではありえない価格で放出されることがあります。これらはセール開始と同時に蒸発するため、常にアンテナを張っておく必要があります。
人気のおすすめモデルが売り切れる前の対策

フロンティアのセール攻略において最大の敵は、ライバルたちによる「売り切れ」です。「限定30台」と書かれた魅力的なモデルが、セール開始からわずか5分後に見に行ったら無情にも「在庫切れ」の表示になっていた……という悲劇は、フロンティアユーザーにとっては日常茶飯事です。では、どうすればこの過酷な競争に勝ち残れるのでしょうか。
まず理解すべきは、フロンティアのカートシステムの仕様です。Amazonなどの一部の通販サイトでは「商品をカートに入れた時点で在庫が一定時間確保される」仕組みになっていますが、フロンティアを含む多くのBTOサイトでは「注文確定ボタンを押した瞬間に在庫が確保される」仕組みであることが多いのです。つまり、カートに入れて安心してお茶を飲んでいる間に、あるいはカスタマイズ画面で悩んでいる間に、他の誰かが決済を完了させてしまえば、あなたのカートの中身は購入エラーとなり、幻と消えてしまうのです。
このリスクを回避するための最大の対策は、「セールが始まる前に構成を完全に決めておくこと」です。「CPUはIntelにするかAMDにするか」「メモリは16GBでいいか、32GBにするか」「SSDは1TBで足りるか、それとも2TB必要か」といった悩みは、金曜日の15時までに全て解決しておかなければなりません。「セール品を見てから考えよう」というスタンスでは、本当に美味しいモデル(=みんなが狙っているコスパお化けモデル)を勝ち取ることは不可能です。
私はいつも、スマホのメモ帳アプリなどに「予算上限:25万円」「必須スペック:RTX 5070以上」「妥協できる点:ケースのデザインと納期」といった条件リストを作ってからセールに臨みます。これがあれば、条件に合致するモデルが出た瞬間に、迷いなく「購入」ボタンを押すことができるからです。迷いは敗北です。事前の意思決定こそが、勝利への鍵を握っています。
買えないを防ぐための事前の準備とコツ
精神的な準備だけでなく、物理的・システム的な準備も不可欠です。どれだけ早くカートに入れても、決済プロセスでつまづいてしまっては全てが水の泡です。以下の「争奪戦に勝つための3ステップ」を実践してください。
確実に購入するための事前準備リスト
- 会員登録を事前に済ませる: 基本中の基本です。購入手続きの最中に住所や電話番号を入力している時間はありません。必ず事前に会員登録を完了させ、配送先住所録も登録しておきましょう。
- ログイン状態を確認する: セール開始直前(14:55頃)にマイページを一度更新(リロード)し、ログイン状態が維持されているか確認しましょう。長時間操作しないと自動ログアウト(タイムアウト)になり、決済時にエラーになるのを防ぐためです。
- クレジットカードの認証確認(3Dセキュア): 最近は不正利用防止のため「3Dセキュア(本人認証サービス)」が必須となっています。高額なPCを購入しようとすると、カード会社のセキュリティロックがかかることがあります。普段あまり高額決済をしないカードを使う場合は、事前にカード会社に連絡を入れておくか、スマホで認証パスワードがすぐに受け取れる状態にしておきましょう。
特に、年始の「福箱」のような秒単位の戦いになるイベントでは、クレジットカード情報の入力すらも省略したいため、ブラウザの自動入力機能をオンにしておくか、事前に何らかの安い消耗品(マウスパッドなど)を購入してカード情報をサイト側に保存しておく(もし可能なら)といった裏技も検討に値します。通常のセールであればそこまでシビアではありませんが、準備をしておくに越したことはありません。「備えあれば憂いなし」は、BTOパソコン購入においても真理なのです。
\ 毎週金曜15時が狙い目/
フロンティアのセール時期ごとの攻略法と推奨スペック
「いつ買うか」の次は、具体的に「何を買うか」です。ここで重要なのが、カタログスペックだけでなく「ケース(筐体)」の違いを理解することです。かつてフロンティアは「安くて性能はいいけど、見た目が事務的でダサい」と言われることがありました。しかし、2026年現在はそのイメージを完全に覆す新ブランドが登場しています。
「ダサい」は過去の話?新筐体「FREX∀R(FRZ/FRX)」と定番ケースの徹底比較
現在、フロンティアのゲーミングPCは大きく分けて3つのシリーズ(ケース)で展開されています。それぞれの特徴を知ることで、自分に最適な一台が見えてきます。
1. 新ブランド『FREX∀R(フレクサー)』:FRZ / FRXシリーズ

「見た目にもこだわりたい」という近年のトレンドに応えて登場したのがこのシリーズです。最大の特徴は、フロントからサイドにかけてのピラーレス強化ガラスパネルと、標準搭載されたRGBライティングファン。ホワイトモデルとブラックモデルが選べ、デスク上に置いても「映える」デザインになっています。
FREX∀R(フレクサー)を選ぶべき3つの理由
- 全機種「水冷クーラー」標準搭載: なんと空冷の選択肢がありません。静音性と冷却性能に優れたオリジナル水冷クーラーが最初から付いてきます。「空冷で冷えるかな?」と悩む必要がありません。
- 衝撃の「標準3年保証」: 通常、BTOパソコンの保証は1年ですが、FREX∀Rは標準で3年間のセンドバック保証が付帯します。これはパーツの品質(MSIやASUS製マザーボードの採用など)への自信の表れであり、PCに詳しくない方でも安心して長く使える最強のメリットです。
- 年1回の無料点検&新品交換サポート: 購入から3ヶ月以内の故障は「修理」ではなく「新品交換」対応。さらに年1回の無料点検(送料はユーザー負担)まで付いています。
セール会場では、以下の2つの型番で展開されています。
- FRZシリーズ(フルタワー):大型のE-ATXマザーボードにも対応するフラッグシップ。内部空間が広く、RTX 5090などの超大型GPUも余裕で飲み込みます。型番は「FRZ」で始まります。
- FRXシリーズ(ミドルタワー):デスクに置きやすい標準的なサイズ感。ピラーレスの美しさはそのままに、取り回しを良くした主力モデルです。型番は「FRX」で始まります。
価格は従来のGHシリーズより少しだけ高くなりますが、「水冷クーラー代」と「延長保証代」が含まれていると考えれば、実質的なコストパフォーマンスは最強クラスです。
2. 冷却重視の『FRGHシリーズ』

フロンティアの顔とも言える、質実剛健なミドルタワーケースです。フロントパネルが全面メッシュになっており、前方から大量の空気を取り込んで後方へ流す、最も伝統的かつ効率的なエアフローを持っています。見た目は派手ではありませんが、冷却性能と拡張性はトップクラス。机の下に置く派の方や、長時間高負荷をかけ続けるハードゲーマーには、今なお最強の選択肢です。型番は「FRGHL」で始まります。
3. コスパ最強の『FRGKBシリーズ』

少し小ぶりなMicroATXケースを採用したシリーズです。内部スペースが限られるため、搭載できるマザーボードやクーラーに制約がありますが、その分価格が圧倒的に安く設定されています。見た目は非常にシンプル(事務PCに近い)ですが、中身は最新スペック。モニターばかり見ていて本体を見ない競技勢や、予算を1円でも削りたい方には救世主のような存在です。型番は「FRGKB」で始まります。
型番の読み方:CPU名が書いてない!どう判断する?
フロンティアの型番にはCPU名が記載されていないため、初心者は戸惑うかもしれません。しかし、以下の法則を知っていれば一発で判別可能です。
FR GHL B850 / WS***
- FR:フロンティア(Frontier)
- GHL:ケースのシリーズ名(GHL / Z / X / GKBなど)
- B850:ここが最重要!マザーボードのチップセット名
真ん中のチップセット名を見るだけで、世代がわかります。
- B850 / X870:AMD Ryzen 9000シリーズ対応(最新)
- Z890 / B860:Intel Core Ultra(Arrow Lake)対応(最新)
- B650 / X670:AMD Ryzen 7000/8000シリーズ対応
- B760 / Z790:Intel 第13/14世代 Core対応
ゲーミングPCの評判とコスパが高い理由
ネット上の掲示板やSNSを見ると、「フロンティア 安すぎ」「何か裏があるのでは?」「すぐ壊れるんじゃないか」といった不安の声を見かけることがあります。確かに、他社と比較して2〜3万円、時には5万円以上安いこともありますが、これには明確な構造的・ビジネス的な理由があります。決して「安かろう悪かろう」の怪しいジャンクパーツを使っているわけではありません。
最大の理由は「特定サプライヤーからの一括大量調達」にあります。昨今の円安や、前述したメモリ価格の高騰でパーツ単価が上がる中、フロンティアはマザーボード(例えばECS製など)や電源ユニット、PCケースといった基本パーツを特定のメーカーに絞り、コンテナ単位で大量に仕入れることで、価格上昇の影響を最小限に食い止めています。その代わり、ユーザー側でのカスタマイズの自由度(マザーボードのメーカーをASUSやMSIから選びたい、ケースを細かく変えたいなど)は制限されますが、これは「性能に関係ない部分でのコストカット」として非常に合理的です。
また、広告宣伝費の使い方や、実店舗を持たない(一部を除き)ネット販売主体のビジネスモデルもコストダウンに寄与しています。デザイン性重視の「FREX∀R」も、自社開発ケースとして大量生産することで、NZXTなどの高級ケースを採用する他社BTOよりも安価に「見た目の良いPC」を提供できているのです。
過去の傾向から見る本当に得なモデル

長年のセール監視から導き出される「フロンティアでお得になりやすいモデル」の法則をお教えしましょう。それはズバリ、「AMD Ryzen + Radeon構成」と「一世代前のハイエンド」です。
まず、CPUにAMD Ryzen、GPUにAMD Radeonを採用したモデルは、Intel CPU + NVIDIA GPUの組み合わせよりも圧倒的に割引率が高い傾向にあります。例えば、Radeon RX 9070 XTは、競合するGeForce RTX 5080に近いラスタライズ性能を持ちながら、価格は数段安く設定されています。フロンティアはこのAMD構成のモデルを積極的にセールに投入してくるため、「絶対にGeForceじゃなきゃ嫌だ」という強いこだわりがない限り、AMDモデルを選ぶのがコスパ最強への近道です。
また、最新世代(RTX 50シリーズ)が主流となった今、前世代であるRTX 40シリーズの最終在庫処分は見逃せません。PCゲームの進化スピードを考えれば、RTX 4070 Ti SUPERなどの旧ハイエンドは、依然として第一線級の性能を持っています。「最新」という冠を捨てて「実利」を取るなら、これら型落ちモデルの底値拾いが最も賢い買い物と言えるでしょう。
セール品で注意すべき電源などのパーツ構成
ここで一つ、フロンティアで購入する際に私が最も注意している、そして皆さんにも必ずチェックしてほしい最重要ポイントをお伝えします。それは「電源ユニット」です。
フロンティアの電源は「メーカー指名」ができません
フロンティアの電源ユニットは、基本的に「メーカーの指定ができません」。界隈では「Enhance(エンハンス)製」のOEM電源が採用されていることが通説となっています。
Enhanceはサーバー用電源なども手がける信頼性の高いメーカーですが、標準搭載されているGOLD認証モデルなどは、高負荷時のファン制御がアグレッシブ(=うるさい)な傾向にあります。
「メーカーを選べないならどうすればいいの?」と思うかもしれません。対策はシンプルで、「容量とグレードのアップグレード」一択です。
もしカスタマイズ画面で「1000W / 1200W 80PLUS PLATINUM」への変更オプションがあれば、プラス1万円〜1万5千円程度払ってでも変更することを強く推奨します。「850Wで足りる構成にあえて1000W電源を積む」ことで、電源への負荷率を下げ、ファンが高速回転するのを防ぐという「物理的な静音化」が最も効果的だからです。ここへの投資は、長い目で見れば絶対に裏切らない、自作PC愛好家からの心からのアドバイスです。
目的別のおすすめ構成と安くなるタイミング
最後に、2026年のゲームシーンを見据えた、具体的な「狙い目構成」と「具体的なフロンティアのモデル型番(シリーズ傾向)」を紹介します。セール会場で以下の型番パターンを見つけたら、迷わずクリックしてください。
【1】『モンハンワイルズ』や『GTA6』などの超重量級AAAタイトルを4Kで遊びたい方

- 推奨スペック: AMD Ryzen 7 9850X3D + Radeon RX 9070 XT(またはGeForce RTX 5070 Ti / 5080)
- 【狙い目型番】:『FRX(Z)B850/WS***(FREXAR)』または『FRGHLB850/WS***』
セール会場では、型番の真ん中が「B850」または「X870」となっているモデルを探してください。これが最新のRyzen 9000シリーズに対応したマザーボードです。おすすめは断然、3年保証が付くFREX∀R(FRXまたはFRZ)ですが、予算を抑えたいならGHシリーズもアリです。
【2】『Apex Legends』や『Valorant』で240fps張り付きを目指すガチ勢の方

- 推奨スペック: AMD Ryzen 7 5700X3D + GeForce RTX 5060 Ti / 4060 Ti (8GB)
- 【狙い目型番】:『FRGKB550/WS***』または『FRGKB650/WS***』
セール会場で最も頻繁に見かける、MicroATXケースを採用した「GKB」で始まる型番が本命です。真ん中のチップセット番号が「550」ならAM4(Ryzen 5000系)、「650」ならAM5(Ryzen 7000/8000/9000系)です。コスパ最優先なら、熟成された「550」チップセットモデルが20万円前半で手に入るため、競技用PCとして最強の選択肢になります。「見た目」より「フレームレート」を優先する方には、これ以上ない相棒となるでしょう。
予算オーバーを救う「残価設定クレジット」の賢い使い方
「欲しいモデルは見つかったけれど、予算が5万円オーバーしている……」
そんな時に諦めてスペックを落とすのは、正直一番もったいない選択です。なぜなら、PCの性能は妥協すると後で絶対に後悔するからです。
そこで私が提案したいのが、フロンティアが導入している「残価設定クレジット」という支払い方法です。これは自動車の購入などでよく聞く仕組みですが、BTOパソコン業界では非常に珍しいサービスです。
残価設定クレジットの仕組みとメリット
- 月々の支払いが激減: 例えば24回払いの場合、2年後のPCの「買取想定額(残価)」をあらかじめ本体価格から差し引き、残りの金額だけを24分割して支払います。そのため、通常のショッピングローンよりも月々の負担が大幅に軽くなります。
- 金利0円キャンペーン: フロンティアでは頻繁に「手数料無料キャンペーン」を実施しています。これを利用すれば、一括払いと同じ総額で、月々の支払いを楽にすることができます。
- 2年後に選べる未来: 支払いが終わる2年後、「残価を払ってそのまま使い続ける(買取)」か、「PCを返却して新しい最新モデルに乗り換える」かを選べます。
PCパーツ、特にGPUの進化は早く、2〜3年で「最新」が「型落ち」になります。それを考えると、PCを「資産として所有する」のではなく、「2年間の利用権を買う」という感覚で残価設定クレジットを利用し、常に最新スペックに乗り換え続けるスタイルは、実はゲーマーにとって最も合理的で賢い選択肢と言えるかもしれません。
(出典:NVIDIA公式『GeForce RTX 50 シリーズ グラフィックス カード』)
次回のフロンティアのセール時期に関するまとめ
フロンティアで賢くゲーミングPCを手に入れるためのロードマップは見えましたでしょうか。重要なのは、やみくもにサイトを巡回するのではなく、「金曜15時」というリズムを生活に組み込み、「決算期(1-3月、9月)やボーナス期(7月、12月)」の大型ウェーブを逃さないことです。
浮いた予算をより良いモニターや周辺機器、そして肝心のゲームタイトルに投資してください。型番の読み方や電源ユニットへの投資、そして残価設定クレジットといった知識を武器に、ぜひ2026年は最高のゲーミング環境を最安値で手に入れてください。あなたのPC選びが成功することを、心から応援しています。
\ 毎週金曜15時が狙い目/
