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2026年版|BTOと自作はどっちが安い?予算・用途別に徹底比較

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LeanPower Lab | 2026年版|BTOと自作はどっちが安い?予算・用途別に徹底比較

LeanPower Lab運営者の「Masa」です。

これからパソコンを手に入れようと考えたとき、完成品のBTOパソコンを買うか、それとも自分でパーツを選んで組み立てる自作PCにするか、本当に悩みますよね。ネット上の知恵袋などを見ていると意見が割れていて、結局どっちが安いのか、自分にとってどちらが正解なのか判断がつかず、失敗して後悔したくないという不安を感じている方も多いのではないでしょうか。特に2026年の今は、新しいパーツの登場や為替の影響で状況が複雑になっています。

この記事では、予算や用途、そしてリスクや手間といった見えないコストまで含めて、あなたに最適な選択肢を一緒に見つけていきましょう。

【この記事でわかること】

  • 予算やグレードによって「安さ」の勝者が変わる理由を具体的に把握できる
  • 単なる購入価格だけでなく、時間やリスクを含めたトータルコストの考え方がわかる
  • 2026年の最新市場トレンドを踏まえた、損をしない賢い買い方が見つかる
  • 自分のスキルや目的に合わせて、BTOと自作のどちらを選ぶべきか明確に判断できる
目次

2026年版BTOと自作はどっちが安いか徹底比較

「PCを買うなら自作とBTO、結局どっちが得なの?」という疑問は、PCゲーマーやクリエイターにとって永遠のテーマですよね。2026年現在、円安の影響やパーツ価格の変動により、かつての常識が通用しなくなっている部分もあります。まずは、市場の現状を踏まえて、両者の価格関係を深掘りしていきましょう。

知恵袋で見かける自作PCの方が安い説の真実

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Yahoo!知恵袋やX(旧Twitter)などのSNSを見ていると、「絶対に自作PCの方が安い」「BTOは情弱が買うもの」といった過激な意見を目にすることがあります。確かに、一昔前(特に2010年代前半)までは、自作PCには「メーカーの工賃やサポート費用が乗っていない分、純粋なパーツ代だけで安く組める」という明確なメリットがありました。手間さえ惜しまなければ、同性能のメーカー製PCよりも2〜3万円安く仕上げることは容易だったのです。

しかし、2026年の現在において、その「自作=安い」という説は必ずしも正しいとは言えなくなっています。むしろ、状況によってはBTOパソコンの方が圧倒的に安いケースも増えてきているのが現実です。この構造変化には、大きく分けて3つの要因が絡んでいます。

一つ目は、世界的な物流コストの上昇と円安の長期化です。自作PCを作るために私たちが購入するCPUやマザーボード、グラフィックボードといったパーツは、そのほぼ全てが輸入品です。これらのパーツには、輸入代理店のマージン、国内への輸送費、そして倉庫での保管コストなどが上乗せされています。自作ユーザーの間では俗に「アスク税」などと呼ばれることもありますが、個別のパーツをリテールパッケージ(箱入り)で購入する場合、どうしても中間コストが積み重なってしまうのです。

二つ目は、BTOメーカーの圧倒的な調達力(バイイングパワー)です。ドスパラやマウスコンピューター、パソコン工房といった大手BTOメーカーは、パーツメーカーから万単位のロットで部品を一括購入しています。これにより、私たちが秋葉原のショップやAmazonで1個ずつ買うのとは比べ物にならないほどの安値でパーツを仕入れているのです。特にメモリ(DRAM)やSSD(NANDフラッシュ)のような市況商品は価格変動が激しいですが、メーカーは長期契約によって安定した低価格で調達する術を持っています。

三つ目は、昨今のGPU(グラフィックボード)事情です。2026年現在もAI需要の高まりで高性能GPUの引き合いは強く、個人向けの単体販売価格は高止まりする傾向にあります。しかし、NVIDIAなどのチップベンダーは、システムインテグレーター(PCメーカー)への供給を優先するケースが多く、BTOメーカーには「定価ベース」でGPUが入荷します。結果として、「グラボ単体を買う値段で、PC丸ごと一台買えてしまう」といった逆転現象すら起きているのです。

2026年の自作市場のリアル

昔のように「安さ」だけを求めて自作をする時代は終わりました。現在は「自分好みのパーツを使いたい」「見た目にこだわりたい」という付加価値を求めるユーザーが中心となっており、コスト削減だけを目的に自作を始めると、予想外の出費に驚くことになります。

ゲーミングPCの予算別に見る価格の違い

「どっちが安いか」という問いに対する最も誠実な答えは、「あなたがいくらの予算で、どのくらいの性能のPCを作ろうとしているかによる」となります。実は、PCの価格帯(グレード)によって、BTOと自作の価格優位性は見事に逆転するのです。これを知らずに「自作は安い」と思い込んでエントリーモデルを自作しようとしたり、逆に「BTOは安心」と思って超ハイエンドモデルをBTOで買ったりすると、数万円単位で損をしてしまう可能性があります。

私の長年の経験と最新の市場価格調査に基づくと、2026年のPC市場における「価格のクロスポイント」は以下のようになっています。

予算帯(クラス) 勝者(安い方) 詳細な理由と市場背景
エントリークラス
(予算〜10万円)
BTOが圧倒的に有利 OS代の比率が極めて高く、個人でパーツを集めると予算オーバー必至。BTOは大量生産効果が最大化する領域。
ミドルレンジ
(予算15〜25万円)
ほぼ互角
(セール時はBTO圧勝)
最も競争が激しいボリュームゾーン。平時は同等だが、BTOメーカーの決算セール等では原価割れに近い価格が出ることも。
ハイエンド
(予算30万円〜)
自作が有利になる傾向 BTO製品には高額なマージンやサポート費が乗る。自作なら不要な機能を削り、GPU一点突破などの予算配分が可能。
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このように、グラフを描くと予算15万円〜20万円あたりで両者の価格ラインが交差するイメージです。10万円以下の低予算帯では、BTOメーカーの規模の経済(スケールメリット)が圧倒的な力を発揮し、個人が太刀打ちできる余地はほとんどありません。逆に予算が潤沢になり、30万円、40万円と上がっていくにつれて、BTOメーカーのマージン設定が厚くなり、また「標準構成ではパーツのグレードが中途半端」という問題が出てくるため、自作PCのコストパフォーマンスが相対的に向上していきます。

自分が目指すPCが「事務用や軽いゲーム用」なのか、「最新ゲームを快適に動かす主力機」なのか、それとも「4K動画編集や生成AIもこなす最強マシン」なのか。まずは自分の立ち位置を明確にすることが、賢い選択の第一歩です。

予算10万円以下ではOS代の負担で自作が不利

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事務作業、ウェブブラウジング、動画視聴、あるいは『League of Legends』や『Valorant』といった軽量なeスポーツタイトルをプレイするためのPCを、予算10万円以下で探しているとしましょう。この価格帯において、自作PCでBTOパソコンよりも安く仕上げることは、2026年の市場環境では「ほぼ不可能」と言っても過言ではありません。

最大の障壁となるのが、オペレーティングシステム(OS)、つまりWindowsのライセンス料です。2025年10月にWindows 10のサポートが終了したことを受け、現在はWindows 11の導入が必須となっていますが、このライセンス料が個人ユーザーには重くのしかかります。

(出典:Microsoft『Windows 10 Home and Pro ライフサイクル』

2026年現在、Windows 11 Homeのパッケージ版(リテール版)やDSP版を正規に購入しようとすると、およそ16,000円〜19,000円前後の費用がかかります。仮にPC本体の予算を8万円と設定した場合、そのうちの約20%〜25%をOS代だけで消費してしまう計算になります。残りの約6万円強で、CPU、マザーボード、メモリ、SSD、電源ユニット、PCケースをすべて揃えなければなりませんが、円安が進んだ現在のパーツ市場でこれを実現しようとすると、性能を極端に犠牲にするか、怪しげな中古パーツに手を出さざるを得なくなります。

対照的に、BTOメーカーはマイクロソフトから「OEM版」という安価なライセンス供給を受けています。さらに、マザーボードやPCケースもメーカー独自の廉価版を採用したり、電源ユニットをコンテナ単位で大量輸入したりすることで、パーツ単価を極限まで押し下げています。例えば、ドスパラの「Magnate」シリーズやパソコン工房のビジネスモデルなどは、OS込みで7万円〜9万円台で販売されていますが、これと同じ構成を自作しようとすると、OS代を含めれば確実に10万円を超えてしまいます。

さらに見落としがちなのが、キーボードやマウスといった周辺機器です。BTOのエントリーモデルには、安価ながらもキーボードとマウスが標準付属していることがほとんどですが、自作の場合はこれらも別途購入する必要があります。数千円の差ですが、低予算帯においては決して無視できないコスト増となります。

コスパ重視ならセール時期のBTOは見逃せない

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PCゲーマー人口が最も多いミドルレンジ帯(NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti や RTX 5060 クラス搭載機)を検討する場合、価格比較は非常にシビアになります。通常価格(定価)で比較すれば、自作PCとBTOパソコンの価格差は数千円程度、あるいはほぼ同等というケースが多いです。しかし、ここに「セール時期」という変数が加わると、BTOの圧勝となる瞬間が訪れます。

BTOメーカーは定期的に、「決算セール(3月・9月)」「夏・冬のボーナスセール」「年末年始セール」、さらには「新生活応援キャンペーン」といった大型イベントを開催します。この時期、フロンティア(FRONTIER)の「週替わりセール」や「月替わりセール」、ドスパラの「周年祭」、パソコン工房の「超感謝祭」などをチェックすると、目を疑うような価格設定のモデルが登場します。

例えば、「Core i5 + RTX 4060 Ti + メモリ32GB + SSD 1TB」という鉄板構成のゲーミングPCが、普段なら18万円前後のところ、セール限定で14万円台〜15万円台まで値下げされることがあります。この価格は、自作で最安値のパーツを厳選してかき集めた合計金額(原価)よりも安くなることが多々あります。なぜなら、メーカーは在庫処分やシェア拡大のために、特定のモデルを「客寄せ」として利益度外視の赤字覚悟で放出することがあるからです。

自作PCのパーツも、Amazonのプライムデーやブラックフライデー、PCショップの週末セールなどで安くなることはあります。しかし、CPU、マザーボード、GPU、SSD…と全てのパーツが同時に安くなることは稀です。「CPUは安く買えたけど、グラボは定価でしか買えなかった」となれば、トータルの削減額はたかが知れています。その点、BTOのセールは「PC一台丸ごと」が割引対象になるため、割引のインパクトが非常に大きいのです。

また、BTOパソコンの最大のメリットである「即納性」も、コスパの一部として考えるべきでしょう。ドスパラなどは最短で翌日出荷に対応しています。「今すぐ最新のゲームをやりたい」という熱量が高い時に、注文してすぐに届き、箱を開ければOSのセットアップ済みですぐに遊べる。この体験価値を含めれば、セール時期のBTOパソコンは最強の選択肢と言えるでしょう。

ハイエンドモデルの価格比較とマージンの差

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予算が30万円を超え、GeForce RTX 4070 Ti Super、RTX 4080、あるいは最新のRTX 5070 / 5080クラスを搭載したハイエンドPCを狙う場合、風向きは大きく変わります。この領域になると、自作PCのコストパフォーマンスが相対的に高まり、BTOよりも満足度の高いマシンを作れる可能性が広がります。

理由は主に2つあります。一つはBTOメーカーのマージン(利益率)設定です。一般的に、エントリーモデルは薄利多売で価格を抑えますが、ハイエンドモデルには手厚いサポートコストやブランド維持費を含めたマージンがしっかりと乗せられます。そのため、パーツの原価合計と販売価格の乖離が大きくなる傾向があります。

もう一つの、そしてより重要な理由は「パーツ選定の自由度と質の担保」です。BTOのハイエンドモデルであっても、標準構成ではマザーボードが機能の少ない下位グレードだったり、電源ユニットが必要最低限の容量の「Bronze認証」だったり、CPUクーラーの冷却性能がギリギリだったりすることが少なくありません。これらをカスタマイズ画面で「Gold認証電源」や「簡易水冷クーラー」にアップグレードしようとすると、市場価格の1.5倍〜2倍近い追加料金を請求されることが一般的です。

自作PCであれば、予算配分の主導権は完全にあなたの手にあります。例えば、「PCケースは5,000円のシンプルなもので済ませて、浮いたお金でCPUをワンランク上の『X3D』シリーズにする」「光るファンはいらないから、その分で電源ユニットを10年保証の高品質なものにする」といった柔軟な調整が可能です。特にハイエンドGPUは発熱も消費電力も凄まじいため、PCケースのエアフロー(通気性)や電源の品質はPCの寿命に直結します。同じ35万円を出すなら、BTOの「中身が見えないパーツ」で構成されたPCよりも、自分で選んだ「信頼できるパーツ」で組んだPCの方が、性能・静音性・耐久性のすべての面で上回ることができるのです。

最終結論としてBTOと自作はどっちが安いのか

ここまで金額ベースでの比較をしてきましたが、本当の意味での「安さ」や「お得感」を判断するには、金額以外の要素も無視できません。ここからは、リスクや時間、将来性といった視点も加えて、最終的な結論を導き出していきましょう。

自作PCとBTOのメリットとデメリット整理

「金額」以外の部分で、BTOと自作にはどのような違いがあるのでしょうか。安さだけで選んで後悔しないために、それぞれの特徴をメリット・デメリットとして整理しておきます。これらの要素が自分にとって「コスト(負担)」になるか、それとも「バリュー(価値)」になるかを天秤にかけてみてください。

比較項目 BTOパソコン(完成品) 自作PC(DIY)
初期費用(イニシャルコスト) 低〜中価格帯で安い。セール時は爆安。 高価格帯で安い。パーツ流用なら最強。
手間・時間(タイムコスト) 注文して届くだけ。最短翌日から使用可能。 パーツ選定に数日、組立に半日、設定に数時間。
保証・サポート(リスクヘッジ) PC全体を1年間保証。窓口は一つで安心。 パーツごとの保証(1年〜10年)。原因特定は自己責任。
自由度・拡張性 ケースやマザーボードの制約で拡張性は低め。 全てのパーツを自由に選択。将来の増設も自在。
デザイン・美観 シンプル・無骨なものが多い。選択肢は限定的。 ガラスケース、配線の色、光り方まで無限大。
リセールバリュー(再販価値) 数年経つとPC全体で数万円程度に下落しやすい。 パーツ単位で高値売却が可能。資産性が高い。

表を見るとわかるように、BTOは「時間と安心をお金で買う」サービスであり、自作は「手間とリスクを引き受ける代わりに、自由と資産性を得る」行為と言えます。特に初心者が軽視しがちなのが「トラブル対応」のリスクです。次項で詳しく解説します。

自作で後悔しないためのリスクと手間を考慮

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「自作の方が安いらしい」という噂だけを信じて安易に自作PCに手を出すと、思わぬ落とし穴にはまることがあります。それが「初期不良」や「相性問題」、そして「故障時の切り分け作業」という見えないコストです。

PCパーツは工業製品である以上、一定の確率で初期不良品に当たることがあります。BTOパソコンなら、届いたPCが動かなければメーカーに連絡して着払いで送り返すだけで済みます。しかし、自作PCの場合は違います。電源ボタンを押してもPCが起動しないとき、「マザーボードが悪いのか?」「メモリの接触不良か?」「電源ユニットの初期不良か?」「あるいは自分の配線ミスか?」を、すべて自分で検証し、原因を特定しなければなりません。

もし「マザーボードが故障している」と判断してショップに修理に出した結果、実は「CPUの初期不良だった」ことが判明した場合、マザーボードは「異常なし」として返送され、往復の送料や検証手数料(数千円)を請求されることがあります。何より、原因特定のために悩み、ネットで情報を漁り、検証作業に費やす時間は膨大です。あなたの時給を仮に2,000円とした場合、トラブル対応に10時間費やせば、それだけで20,000円分の「見えないコスト」が発生していることになります。

「組立作業そのものをプラモデルのように楽しめる」「トラブル解決も勉強のうちと思える」という人にとって自作は最高の趣味になりますが、「単に安くPCが欲しいだけ」という人にとっては、万が一のトラブルが起きた際のリスクとストレスが大きすぎる可能性があります。この点を十分に考慮した上で決断することが重要です。

PCの寿命やリセールバリューを含めた経済性

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短期的な視点ではなく、3年、5年という長期的なスパンで見ると、自作PCには「資産価値が残りやすい(リセールバリューが高い)」という大きな経済的メリットがあります。

BTOパソコンの場合、数年使って買い換える際には「PC本体ごと」処分するか、中古ショップに売ることになります。しかし、BTO特有のOEMパーツ(汎用マザーボードや謎の電源)は中古市場での評価が低く、購入時の価格に比べて二束三文の買取価格にしかならないことが多いです。

一方、自作PCは「パーツ単位」での売却が可能です。例えば、3年前に8万円で買ったハイエンドGPUが、今でも中古市場(メルカリやヤフオク、じゃんぱら等)で3万円〜4万円で取引されることは珍しくありません。また、電源ユニットやPCケースは規格が大きく変わらない限り10年近く使い続けることができます。

具体例を挙げましょう。PCを新調する際、BTOなら20万円で丸ごと買い替えが必要ですが、自作なら「PCケースと電源とSSDは今のものを流用して、CPUとマザーボードとグラボだけ買い替える」という選択ができます。さらに、取り外した古いCPUとグラボを売却して、その利益を新しいパーツの購入資金に充てることもできます。このように、パーツを循環させる「エコシステム」を個人で構築できるのが自作派の強みであり、長くPCライフを楽しむ上でのトータルコスト(TCO)を劇的に圧縮できる秘訣です。

OSなしモデルやパーツ流用時の費用対効果

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もしあなたが、これまでにデスクトップPCを使ったことがあり、過去の資産を流用できるのであれば、話は大きく変わります。特に大きいのが、「Windowsのリテール版(パッケージ版)ライセンス」と「ストレージ(SSD/HDD)」「電源ユニット」「PCケース」の流用です。

自作PCにおける最大のコスト増要因であるOS代(約1.9万円)と、地味に高いケース・電源代(合わせて約1.5万〜2万円)が初期費用から消滅するため、この条件下ではどの価格帯であっても自作PCがBTOよりも圧倒的に安くなります。

例えば、5年前のPCの中身を入れ替えて最新スペックにする場合、購入するのはCPU、マザーボード、メモリ、グラフィックボードの4点だけで済みます。BTOで同等性能の新品を買うよりも5万円〜7万円近く安く済む計算になることも珍しくありません。「2台目以降の自作」こそが、真のコストパフォーマンスを発揮するステージになります。

OSライセンスの注意点

Windowsのライセンスには種類があります。BTOパソコンにプリインストールされていたり、パーツとセットで購入した「OEM版(DSP版)」のライセンスは、原則としてそのPC(またはそのパーツ)と運命を共にする規約となっており、新しいPCへの流用が認められない場合があります。手持ちのライセンスが単体で購入可能な「リテール版(パッケージ版)」かどうか、あるいはMicrosoftアカウントに紐付いたデジタルライセンスとして移行可能かどうかを事前に必ず確認しましょう。

結局BTOと自作はどっちが安いかケース別に断言

長くなりましたが、私の考える「2026年版の結論」をまとめます。あなたの現在の状況とPCに対するスタンスに合わせて、最適な方を選んでください。

BTOパソコンを選ぶべき人(こちらが安い!)

  • 予算20万円以下でゲーミングPCを探している人
    (特に初めてのゲーミングPCならBTO一択です)
  • PC初心者で、組み立て作業やトラブル時の対応に自信がない、あるいは時間を割きたくない人
  • とにかく早くゲームがしたい、面倒な作業は避けたい人
  • フロンティアやドスパラの「決算セール」などのタイミングに合わせて購入できる人

自作PCを選ぶべき人(こちらが安い!)

  • 予算30万円以上のハイスペックマシンを妥協なく組みたい人
  • 過去に購入したWindowsのリテール版ライセンスや、使えそうなPCパーツを持っている人
  • PCのハードウェア的な仕組みを学びたい、自分だけのこだわりの1台(見た目など)を作りたい人
  • 将来的にパーツを売買したり、部分的なアップグレードを繰り返して、長く賢く運用したい人

「BTOと自作はどっちが安いの?」という問いに絶対の正解はありませんが、あえて言うなら「時は金なりと考えるならBTO、手間を資産に変えると考えるなら自作」という違いとも言えます。経済性は、支払う金額だけで決まるものではありません。購入後の満足度、トラブル時の安心感、そして将来の拡張性を含めた総合的な価値判断こそが、あなたにとっての「本当の安さ」を定義します。ぜひ、あなたのライフスタイルに合った賢い選択をしてくださいね。

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