LeanPower Lab運営者の「Masa」です。
パソコンを毎日使っていると、ふとした瞬間に電気代が気になりませんか。特にPCの電気代を計算して1ヶ月のコストを具体的に知りたい方や、PCを電源オフにせず、つけっぱなしで放置した時の家計への影響を心配されている方も多いかなと思います。デスクトップPCとノートパソコンではどれくらいのコスト差があるのか、電力消費の激しいゲーミングPCや、効率が良いと言われるMacの実際の維持費はいくらなのかなど、知りたいことはたくさんありますよね。
この記事では、そんな疑問を解決するために最新の目安単価をもとに分かりやすく解説していきます。
最新の目安単価31円/kWhに基づいたPCの電気代計算のやり方が分かります
デスクトップやノート、ゲーミングなどデバイスごとの消費電力の差が明確になります
つけっぱなしやスリープといった運用状態による1ヶ月のコスト変動が把握できます
アンダーボルトや電力制限など、パフォーマンスを維持しつつ節約するコツを学べます
PCの電気代を計算する基本の公式と目安単価
まずは、すべての計算の土台となる公式と、2025年現在で基準とすべき電気料金の単価について整理していきましょう。ここを理解しておくだけで、パソコン以外の家電のコストも自分で出せるようになりますよ。
31円の最新単価で見るPCの電気代計算の仕組み

パソコンの電気代を出すための計算式は、実はとてもシンプルです。以下の公式に数値を当てはめるだけで、誰でも簡単に算出できます。
電気代(円) = 消費電力(W) ÷ 1000 × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)
ここでポイントになるのが「電気料金単価」です。以前は27円/kWhという数値が一般的でしたが、現在は31円/kWh(税込)が全国家庭電気製品公正取引協議会による最新の目安となっています。
この「31円/kWh」という数値は、家電製品のカタログ等で電気代を表示する際の全国共通の基準です。根拠となる最新情報は、以下の公式サイトで確認できます。
出典:公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 – よくある質問 Q&A
ただし、実際の料金は契約している電力会社やプランによって異なります。より正確な金額を知りたい方は、検針票に記載されている「電力量料金単価」を確認してみてください。なお、正確な情報はご契約中の電力会社公式サイトをご確認ください。
デスクトップPCの電気代計算とパーツの消費電力
デスクトップパソコンの場合、搭載されているパーツによって消費電力が大きく変動します。一般的な事務用モデルであれば、モニターを含めても50W〜150W程度ですが、自作PCなどで高性能な構成にしている場合は注意が必要です。
特にCPUは、処理内容に応じて消費電力がミリ秒単位で激しく動きます。IntelのCore i9などのハイエンドモデルでは、フル負荷時にCPU単体で250Wを超えることもあります。一方で、アイドル時は数十ワットまで下がるため、計算時は「平均してどれくらいの負荷で使っているか」を意識するのがコツですね。
ノートパソコンの電気代計算で知る抜群の省エネ性
電気代の安さを優先するなら、ノートパソコンは非常に強力な選択肢です。バッテリー駆動を前提に設計されているため、各パーツが驚くほど省電力なんですよね。一般的なノートパソコンの消費電力は20W〜45W程度です。
これを31円単価で計算すると、1時間あたり約0.62円〜1.4円ほど。1日8時間使っても10円前後という安さです。デスクトップと比較すると、年間では数千円以上の差が出ることも珍しくありません。家計への影響を最小限に抑えたいなら、メイン機を省電力なノートPCやミニPCにするのも一つの手かなと思います。
こちらの記事「ミニPCで後悔しないための選び方|失敗を防ぐリスクと対策」も役に立つかもしれません。
ゲーミングPCの電気代計算とGPUの電力効率

ゲーミングpcにおいて最も電力を消費するのはグラフィックボード(GPU)です。RTX 40シリーズなどは、前世代に比べてワットパフォーマンスが劇的に向上しているのが特徴ですね。
例えば、ミドルレンジのRTX 4060を搭載した構成なら、ゲーム中の消費電力は240W〜300W程度。1時間あたり約9円前後です。しかし、フラッグシップのRTX 4090を積んだハイエンド機では、システム全体で500W〜600Wを超えることもあります。このクラスになると、夏場はPCの排熱で部屋の温度が上がり、エアコンの電気代もセットで増えるという「二次的なコスト」も考慮しておく必要があります。
Macの電気代計算が示すAppleシリコンの凄さ

Appleが独自開発したM1、M2、M3チップを搭載するMacは、PCの電力効率における革命と言っても過言ではありません。Mac miniのアイドル時の消費電力は、なんとわずか7W程度。これはLED電球1個分程度の電力です。
動画編集などの重い作業をしても、同等の性能を持つWindowsデスクトップの数分の一の電力で動作します。24時間稼働させるような用途や、長時間作業するクリエイターにとって、Macを選ぶことは年間で数千円、時には1万円以上の電気代節約に直結します。私自身、この圧倒的な低消費電力にはいつも驚かされています。
PCの電気代を計算して実践するデバイス別節約術
ここからは、1ヶ月のトータルコストの目安と、パフォーマンスを維持しながら電気代を賢く削るための具体的なテクニックを紹介します。無理のない範囲で取り入れていきましょう。
PCの電気代計算を1ヶ月単位で行う詳細なコスト
実際に1ヶ月間パソコンを使った場合、どれくらいの金額になるのかをシミュレーションしてみましょう。計算レートは最新の31円/kWhを使用します。
| ユーザー像 | 平均消費電力 | 1日の使用時間 | 1ヶ月の電気代(目安) |
|---|---|---|---|
| 在宅ワーク(ノートPC) | 30W | 8時間 | 約223円 |
| 一般事務(デスクトップ) | 100W | 8時間 | 約744円 |
| ゲーマー(ミドル構成) | 260W | 3時間 | 約725円 |
| ハイエンドゲーマー | 550W | 4時間 | 約2,046円 |
こうして見ると、自分の使っているデバイスやスタイルによって、月々のコストに大きな開きがあることが分かります。特にハイエンド構成の方は、運用の工夫次第で月に数百円単位の節約が可能かもしれません。
24時間稼働のPCの電気代計算とつけっぱなしの代償
「すぐに作業を再開したいから」と、PCをつけっぱなしにしていませんか。これは意外とバカにできない出費になります。
例えば、アイドル時に100W消費するデスクトップを1ヶ月(720時間)つけっぱなしにすると、電気代は約2,232円にもなります。ただ置いておくだけでこれだけの金額がかかるのは、少しもったいないですよね。ダウンロード作業などが必要な場合を除き、こまめに電源を切るか、後述する低電力モードを活用するのが賢明かなと思います。
スリープ中のPCの電気代計算と待機電力の落とし穴

PCを一時的に休ませる「スリープ」ですが、実はWindowsのノートPCには少し注意が必要です。最近主流の「モダンスタンバイ(S0)」というモードは、スリープ中もメールの受信などをバックグラウンドで行うため、思ったより電力を消費していることがあります。
モダンスタンバイが正常に機能しないと、スリープ中なのにファンが回ったり、バッテリーが異常に減ったりすることがあります。待機電力を極限まで抑えたい場合は、メモリの内容をSSDに保存して完全に給電を止める「休止状態」を使うのがおすすめです。復帰には数秒余計にかかりますが、電気代はほぼゼロになります。
ワットチェッカーでPCの電気代計算を正確に行う

「自分のPCの正確な電気代が知りたい」という方は、ぜひワットチェッカーや、電力計測機能付きのスマートプラグを使ってみてください。ソフト上の数値ではなく、コンセントから実際に流れている電力をリアルタイムで確認できます。
私もスマートプラグを使って計測していますが、アイドル時やゲーム中、動画視聴時など、シーンごとの「リアルな課金金額」がスマホでグラフ化されるので、節電のモチベーションが格段に上がりますよ。10W以下の微小な電力は誤差が出やすいですが、PCのような大きな負荷を測るには十分な精度かなと感じています。
電力制限の設定でPCの電気代計算の数値を下げる

中上級者の方におすすめなのが、ソフトウェア側でパーツの消費電力を絞る方法です。特にGPUのアンダーボルトやパワーリミットは効果が絶大ですね。
たとえばRTX 4090などの高性能GPUは、パワーリミットを80%に設定しても、ゲームの性能は3〜5%程度しか落ちないことが多いです。しかし、消費電力は100W近く下げられることもあります。これなら性能への影響を最小限にしつつ、電気代だけをスマートに削れます。詳しい手順については専門の解説記事などを参考に、慎重に設定してみてください。
PCの電気代計算を終えて見直す最適な運用習慣

ここまでpcの電気代を計算してきましたが、最終的に大切なのは、自分のライフスタイルに合った無理のない運用習慣を持つことです。完璧な節電を求めて不便を感じるより、ポイントを絞った対策が長続きしますよ。
少し席を外すときは、本体は動かしたままモニターの電源だけ切る
ゲームをする際は、モニターのリフレッシュレートに合わせてフレームレート制限をかける
PC購入時は、電源ユニットの「80 PLUS GOLD」以上の製品を選び、変換効率を高める
こうした小さな工夫の積み重ねが、1年後には大きな金額の差となって現れます。ぜひ、今回の計算結果を参考に、自分なりの最適なPCライフを見つけてみてください。最終的な設定変更や購入の判断は、各メーカーの仕様書や専門家の意見も参考にしながら、自己責任で行ってくださいね。まずは現状のPCの電気代計算から始めて、賢く運用していきましょう。
